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小林よしのり
2017.6.1 11:27日々の出来事

民進党よ、特例法施行後じゃダメだぞ


民進党の憲法調査会で話をしてきた。

安倍政権&劣化保守憲法学者と、共産党や左翼知識人が、

共に手を取り嵌り込んでいる、宮沢俊義憲法学の異常さを、

天皇機関説事件や、バジョットの「イギリス憲政学」や、

イギリスのオーディエンスの実態を語りながら、

明らかにする話をした。

一応、話のレジメを配ってきた。

いずれ漫画で描く。

 

午前中の国会中継を見て、退位が「一代限り」ではなく、

「将来の先例」になり得ることを確認した。

 

午後の国会中継を、車の中で音だけ聞いていたら、

社民党のじーさんが眠くなるような声で質問してたが、

内容を聞くと、正論ばかり言っていた。

なんで特例法なんだ?という質問には、わしも頷いた。

 

自由党はあくまでも皇室典範改正と、女性宮家創設の

主張を貫いて、採決を拒否した。

そういう党が、一党あったことも記録されていい。

 

女性宮家のことは施行後じゃ間に合わないと、

山尾志桜里さんは分かっている。

今後は国会で、なんとか突破してくれるだろう。

民進党には大いに期待する。

 

仕事場で『よしりん辻説法』の原稿をピックアップ

してきたので、今日中にわしのペン入れを終えたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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